ユニクロU 2020SS ワイドフィットテーパードパンツ レビュー
今年もやってまいましたユニクロU春夏
ユニクロの技術力を使い、デザイナーであるクリストフ・ルメールと共に作られる日常着(Life Wear)
本日、早速新宿に行って色々と見て、着て、買ってまいりました。
言いたい事や紹介したい事も沢山あるんですが、とりあえず買った中で一番イイネと思ったモノを紹介します。
ワイドフィットテーパードパンツ
69NAVY Lサイズ
順番に紹介していきましょう。
・素材と質感
・シルエット(形)
・ディテール(細部)
・サイズ選び
・総評
・(おまけ)ユニクロUの功績
ちなみに同時発売したテーラードジャケットとセットアップ可能となっております。
・素材と質感
ポリエステル100%
裏地なし
綾織り
実際手にとってメチャメチャビビるんですが、これ完全にウールトロピカル(夏用のウール素材)です。接写しても遠くで見ても質の良いウールトロに見えるんですよね。これは凄い。
通常、ウールのスラックスなら虫食いや洗濯、シワなど扱いに気を遣わなければならないのですが、化学繊維100%なのでそのデメリットはほぼなしの手間いらずですね。
ここからは僕の勝手な予想ですが、ドライクリーニングオンリーと表示されてますが、普通に洗濯出来ると睨んでおります。(真似はしないでね)
・シルエット
Lでワタリ幅(ふとももの付け根)が38.5㎝とノータックにも関わらずかなりゆったりとした造りとなっています。ストンと落ちる太めのシルエットは先ほどの素材感と相まってウールスラックスそのものに感じます。
かなり太いのでトレンドを感じられるのではないでしょうか。
・ディテール
ウエストはゴム入り、
黒のドローコード付きでベルト無しでの着用が出来ますが、ベルトループもあるのでどちらもいける仕様となっています。アグレット(ドローコードのさきっぽ)はガンメタル。
ちなみにドローコードの出る穴は痛みやすい部分なんですが、穴もしっかりと縫われて補強されております。
ポケットは4つ、右ポケットの中にコインポケットあり。後ろのポケットは両玉縁仕様。
・サイズ選び
ゴムとドローコードのおかげでウエストサイズはあまり気にする必要はなさそうです。"どう魅せたいか"で選ぶとよいと思います。
もしサイズ選びに迷ったら、是非とも横から見た時のシルエット、落ち感が綺麗に出る大きめを選んでみてください。
(具体的には太腿の形を拾わず、真ん中の線が綺麗に出るもの)
裾上げもシルエットを最大限活かす為に、クッション(たるみ)が出来ないように詰めました。かなりスラックス感、スーツ感が強いので私服で着るならくるぶし丈で詰めてもいいかもしれません。
ちなみに僕はMとLが入りましたが、上記の理由や、他アウターとの兼ね合いを考えLサイズにしました。
あえて更に上のオーバーサイズを選ぶのも面白そうですね。
総評
ディテール、シルエットも含めてどこまでも王道のスラックスでありながらも、ドローコード、ゴム、素材の要素を取り入れて気軽に、快適に、カジュアルに履けるようになっています。見た目はドレスライクですが、履いてみるととにかくラクな作りなので、普段着はもちろんオフィスカジュアルにもオススメです。
神は細部に宿ると言いますが、このパンツを履いた時に感じる格好良さや心地よさは、上記で挙げたような細かい"作り"から生まれるものなのかもしれません。
・(おまけ)ユニクロUの功績
最後に、ユニクロUの功績を語るとするなら、
"手の届きやすい値段"
"買いやすさ"
"質の良さ"
を通して、沢山の人に服を着る楽しさや選ぶ楽しさ、服を着る高揚感を与えてくれた事ではないでしょうか。このプロダクトからリアルクローズのブランドや(上質で現実的な服装)や服のルーツに興味を持たれた方もいると思っています。
願わくば沢山の人にユニクロUを手に取って試着していただきたい。
「なんとなくカッコよく見える」
「細かい事は分からないけど気分がアガる」
そんな感覚を、是非とも感じてみてください。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/425783/
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